小嶋さんが昨年4月に発見したいて座の新星

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【2013年3月21日 国立天文台メールニュース No.102】

群馬県の小嶋正さんが昨年4月にいて座に新星を発見し、「いて座新星2012 No.2」と命名されている。


国立天文台 メールニュースより

群馬県嬬恋村の小嶋正さんが、2012年4月23日(世界時、以下同)にいて座方向に12.5等の新星らしき天体を発見しました。この天体は後に新星であることが確認され、「いて座新星2012 No.2」と命名されました。小嶋さんによるこの天体の発見日時、位置は次のとおりです。

  • 発見日時:2012年4月23.689日 = 4月23日16時32分(世界時)
  • 発見位置:
       赤経  18時11分03.8秒
       赤緯 -27度17分28  秒(2000年分点)
       いて座新星2012 No.2の周辺星図

小嶋さんは、その後の同年7月16日にも「いて座新星2012 No.5」を発見しています。


いて座新星2012 No.2の位置

この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後まず「ツール」メニューから「データ更新」を行い、新天体データを取得してください。「いて座V5590(2012)」(変光星としての名称)で登録されています。

また、新しいデータや番組を入手できる「コンテンツ・ライブラリ」では、新星をわかりやすく×印で表示するための「新星(マークで表示)」ファイルも公開しています。あわせてお楽しみください。

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