板垣さんがしし座の銀河に超新星2013hlを発見
【2013年12月24日 CBET 3759】
山形の板垣公一さんが12月13日、しし座の銀河NGC 3910に超新星2013hlを発見した。板垣さんの超新星発見は今年8個目になる。
山形の板垣公一さんが12月13.856日(世界時)、しし座方向の銀河NGC 3910に超新星2013hlを16.7等で発見した。超新星の位置は以下のとおり。
赤経 11時50分00.16秒 赤緯 +21度20分16.6 秒(2000.0年分点) NGC 3910周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
チリ・ラスカンパナス天文台にあるマゼランI望遠鏡での分光観測から、極大1週間後のIa型超新星とみられる。
板垣さんの超新星発見は今年8個目、通算で88個目となる。同夜にはとかげ座方向にもう1つ別の超新星候補天体(PSN J22241321+3605008)を発見しており、こちらは分光観測による確認待ちとなっている。
超新星2013hlの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。「ツール」メニュー→「データ更新」で新天体データを取得し、「SN 2013hl (NGC 3910)」を検索・表示してください。
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