ワークフロー機能を使いこなす

ワークフローの使い方

ワークフローにはさまざまな使い方がありますが、以下に代表的な活用例をいくつか紹介しましょう。

  • 画像処理に慣れてくると、自分流の決まった手順を経るようになります。この「いつも行う手順」を「ワークフロー」に記録しておけば、時間や手間の節約になります。
  • 天体の画像処理方法は、撮影対象によって変わります。散光星雲なら淡い部分まで滑らかに表現したいとか、系外銀河なら滑らかさよりも解像感を重視したいなどです。こんなとき、天体の種類別のワークフローを用意しておくと便利です。
  • ワークフローの処理工程リストの特定の工程だけを実行することが可能です。例えばLab色彩強調の方向性が異なる数種類の工程を用意しておいて、実行する工程を切り換え、その効果を確認しながら最適な方向性を選ぶことができます。
  • 最近の画像処理は複雑なので、しばらく天体撮影から遠ざかっていると手順を忘れてしまうこともあります。このようなときにもワークフローが役立ちます。実際に画像処理を実行するだけでなく、画像処理の手順がリストで表示されるので、記憶を呼び起こす助けにもなってくれるでしょう。