ポン・ブルックス彗星はどこに見える?
夕方~宵の西北西の空、だんだん低くなっていく
3月~4月のポン・ブルックス彗星は、日没後の西北西の空に見えます。日の入り1時間後の高度は3月下旬ごろまでは15~20度、3月下旬~4月上旬は10~15度で、4月中旬以降は10度以下まで低くなります(国内であれば場所による見え方の違いはほとんどありません)。
このようにかなり低いので、西~西北西の方向が低空までよく見渡せる場所で彗星の観察や撮影を楽しみましょう。
明るさは5等前後の予想
ポン・ブルックス彗星の光度は、3月中は5~6等級、4月中旬ごろに4等級半ばまで明るくなると予想されています。薄明中ということもあり肉眼で見るのは難しいですが、双眼鏡での観察や写真撮影は大いに楽しめそうです。
昨年から何度もバーストを起こして増光を見せているので、さらに明るくなる可能性もあります。最新情報をチェックしましょう。
ソフトやスマホアプリで見え方を調べる
天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」では彗星の日々の移動の様子や明るさの予想などを調べられます。
- 「ステラナビゲータで星景撮影の計画を立てる」 … 広い視野でのシミュレーション
2等星や木星、銀河と接近
ポン・ブルックス彗星はアンドロメダ座やおひつじ座の2等星、さらに木星や明るい銀河の近くを通っていきます。彗星を見つける目印にしたり、ランデブーを撮影して楽しんだりしてみましょう。
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