2005年
夜空の西半分が冬の星座、東半分が春の星座になっている。北の空では、カシオペヤ座と交代するかのように、おおぐま座の北斗七星が高く昇ってきている。日没後の夕空では、13日に水星が東方最大離角となり見やすくなる。金星は、29日に外合。年初から明け方の東の空低くに見えていたが、以降は「宵の明星」として日没後の西の空で輝くことになる。
3月の天文現象は、1999年以来6年ぶりに起こるアンタレス食が一番の注目。31日に日付が変わった直後の未明の現象なので日時を間違えないように。月齢は20.3と大きいもののアンタレスが1.2等と明るいでの明縁への潜入・暗縁からの出現とも楽しめる。各地で潜入・出現時刻が違うので注意。26日には満月と木星が接近。最接近は夜半で約1.5度の間隔。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -1.0 | 0.2 | 3.5 |
視直径 | 6.0" | 7.9" | 10.5" |
星座 | うお | うお | うお |
現象 |
|
金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -3.9 | -3.9 | -3.9 |
視直径 | 9.8" | 9.7" | 9.7" |
星座 | みずがめ | みずがめ | うお |
現象 |
|
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.2 | 1.0 |
視直径 | 5.2" | 5.7" |
星座 | いて | やぎ |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -2.4 | -2.5 |
視直径 | 42.8" | 44.0" |
星座 | おとめ | おとめ |
現象 |
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -0.2 | -0.1 |
視直径 | 19.6" | 18.9" |
星座 | ふたご | ふたご |
現象 |
|
天王星・海王星・冥王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | 冥王星(中旬) | |
等級 | 5.9 | 8.0 | 13.9 |
視直径 | 3.3" | 2.2" | 0.1" |
星座 | みずがめ | やぎ | へび |
現象 |
|