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2005年 7月

6月21日の夏至を過ぎ、1年の中で一番日没が遅い時期なので、20時ではまだ明るさが残っている。星空の西半分は春の星座、東半分は夏の星座になっている。「夏の大三角」をつくる、こと座のベガは七夕のおり姫星、わし座のアルタイルはひこ星。月のない夜には、この2つの星のあいだを天の川が流れているが、南のいて座あたりがもっとも濃く明るく見える。

6月末から接近している金星と水星は3日から4日にかけて、かに座の散開星団M44の中に入り込む。西空低く星団が見えづらいが、双眼鏡で確かめてみよう。9日には水星が東方最大離角。月と金星が近くにいるので見つけやすい。月末には、みずがめ座δ流星群の南群がピークとなり、やぎ座流星群、ペルセウス座流星群も飛び始め、夏の流星シーズンの幕開けとなる。

今月の星空 バックナンバー

今月の星空7月

全天星図

図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。

今月の惑星7月

水星

上旬 中旬 下旬
等級 0.3 0.8 1.9
視直径 7.4" 8.9" 10.6"
星座 かに かに しし
現象

金星

上旬 中旬 下旬
等級 -3.9 -3.9 -3.9
視直径 11.2" 11.6" 12.0"
星座 かに しし しし
現象

火星

上旬 下旬
等級 -0.1 -0.4
視直径 9.5" 10.8"
星座 うお うお
現象

木星

上旬 下旬
等級 -2.0 -1.9
視直径 36.4" 34.4"
星座 おとめ おとめ
現象

土星

上旬 下旬
等級 0.3 0.3
視直径 16.5" 16.4"
星座 かに かに
現象
  • 24日 合

天王星・海王星・冥王星

天王星(中旬) 海王星(中旬) 冥王星(中旬)
等級 5.8 7.8 13.8
視直径 3.6" 2.3" 0.1"
星座 みずがめ やぎ へび
現象