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2005年 11月

「ペガススの四辺形」が天頂にかかり、それを目印にして、明るい星の少ない秋の星座を見つけることができる。四辺形の西の辺を南に伸ばせば、秋の星座の唯一の1等星、みなみのうお座のフォーマルハウトに、東の辺を南に伸ばせば、くじら座のデネブカイトスに行き着く。東の中天には10月30日に地球最接近となったばかりの火星が−2等級で輝いている。

月末まで出現する、おうし座流星群と、17〜19日にピークになる、しし座流星群に注目。おうし群はゆっくりと流れる流星が特徴で、一晩中観察のチャンスがある。2001年に大出現したしし群の方は、例年どおりの出現に戻り、月明かりもあるので多くの流星は望めない。4日には金星と水星がそろって東方最大離角に。望遠鏡で半月状に欠けた姿を楽しめる。

今月の星空 バックナンバー

今月の星空11月

全天星図

図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。

今月の惑星11月

水星

上旬 中旬 下旬
等級 -0.1 0.7 5.8
視直径 6.8" 8.6" 9.9"
星座 さそり へびつかい てんびん
現象
  • 4日 東方最大離角
  • 14日 留
  • 17日 金星から水星の日面経過が見られる
  • 24日 太陽に最接近
  • 25日 内合

金星

上旬 中旬 下旬
等級 -4.4 -4.5 -4.6
視直径 25.4" 28.7" 32.9"
星座 いて いて いて
現象

火星

上旬 下旬
等級 -2.2 -1.8
視直径 20.0" 17.9"
星座 おひつじ おひつじ
現象

木星

上旬 下旬
等級 -1.7 -1.7
視直径 30.7" 31.2"
星座 おとめ おとめ
現象

土星

上旬 下旬
等級 0.1 0.0
視直径 18.4" 19.0"
星座 かに かに
現象
  • 8日 西矩
  • 23日 留

天王星・海王星・冥王星

天王星(中旬) 海王星(中旬) 冥王星(中旬)
等級 5.8 7.9 14.0
視直径 3.5" 2.2" 0.1"
星座 みずがめ やぎ へび
現象
  • 16日 天王星が留
  • 12日 海王星が東矩