2019年
木星と土星が宵のうちに沈むようになってきた。夏の大三角も天頂から西の空へと移り、空の東半分には明るい星が少なくなってくる。毎年この時季に感じられる、物静かでやや寂しい、秋らしい星空だ。
そんな控えめな星空にも、様々な星座が見えている。見つけやすいのは南東の空の高いところに広がる「秋の四辺形」を含むペガスス座や、北東の空に上ったカシオペヤ座などだ。秋の四辺形を目印に、アンドロメダ座やみずがめ座、みなみのうお座のフォーマルハウトなどを見つけてみよう。
下旬からは金星が、夕方の西の空に見えてくる。10月中はまだ低いが、宵の明星をどのくらい早いタイミングで見つけられるか、挑戦してみるのも面白いだろう。
- 5日(土)
- 月と土星が接近
- 8日(火)
- 10月りゅう座流星群が出現
- 20日(日)
- ふたご座η星の食
- 20日(日)
- 水星が東方最大離角
- 下旬
- 水星と金星が接近
- 22日(火)
- オリオン座流星群が極大
- 28日(月)
- 天王星がおひつじ座で衝
- 31日(木)
- 細い月と木星が接近
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -0.2 | -0.1 | 0.0 |
視直径 | 5.5″ | 6.1″ | 7.3″ |
星座 | おとめ | てんびん | てんびん |
現象 |
金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -3.9 | -3.9 | -3.9 |
視直径 | 10.1″ | 10.3″ | 10.5″ |
星座 | おとめ | てんびん | てんびん |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.8 | 1.8 |
視直径 | 3.6″ | 3.6″ |
星座 | おとめ | おとめ |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -2.0 | -1.9 |
視直径 | 35.4″ | 33.8″ |
星座 | へびつかい | へびつかい |
現象 |
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.4 | 0.4 |
視直径 | 16.6″ | 16.1″ |
星座 | いて | いて |
現象 |
|
天王星・海王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | |
等級 | 5.7 | 7.8 |
視直径 | 3.7″ | 2.3″ |
星座 | おひつじ | みずがめ |
現象 |