2018年8月27日 水星が西方最大離角

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8月27日、明け方の東の低空に見える水星が、太陽から最も離れて西方最大離角となる。

星図

明け方の東の低空に見えている水星が、8月27日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。

日の出45分前の高度は約7度でかなり低いが、水星としては比較的見やすいほうだ。とはいえ、金星のような目印になる天体はないため、少し見つけづらい。方位と高度をよく確かめて、東の空のひらけたところで双眼鏡で探してみよう。

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日の入り後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽から西側に最も離れるときを「西方最大離角」と呼び、この日の前後は日の出前に観測しやすい。反対に太陽から東側に離れる「東方最大離角」のときは、日の入り後の西の空で観測しやすくなる。

2018年8月下旬から9月上旬の見え方
2018年8月下旬から9月上旬の、日の出45分前の水星の位置(青線)(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は等級。高度と明るさの関係で、最大離角後のほうが多少見やすい

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