2019年8月10日 水星が西方最大離角

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8月10日、明け方の東北東の低空に見えている水星が、太陽から最も離れて西方最大離角となる。

星図

明け方の東北東の低空に見えている水星が、8月10日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。

日の出45分前の高度は約8度でかなり低いが、水星としては見やすいほうだ。金星のような目印になる天体はないが、ふたご座のポルックスとカストルが水星の1時間ほど前に昇ってくるので、位置の参考にしやすい。方位と高度をよく確かめて、東北東の空のひらけたところで双眼鏡で探してみよう。

地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがないので、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見えない。今回のように太陽から西側に最も離れる「西方最大離角」のときには、日の出前の東の低空に見える。

8月の見え方
8月の、日の出45分前の水星とポルックス、カストルの位置(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は等級

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