2019年11月28日 水星が西方最大離角

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11月28日、明け方の東南東の低空に見えている水星が太陽から最も離れて西方最大離角となる。

星図

明け方の東南東の低空に見えている水星が、11月28日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。

日の出45分前の高度は約10度でかなり低いが、水星としては相当見やすいほうだ。とはいえ、金星のような目印になる天体は近くにないため、少し見つけづらい。方位と高度をよく確かめて、東南東の空のひらけたところで双眼鏡で探してみよう。3日前の25日には月齢28の細い月が水星の上に並ぶ。また、水星の右上には火星が並んでいるが、水星より暗いのであまり目立たないだろう。

地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがないので、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見えない。今回のように太陽から西側に最も離れる「西方最大離角」のときには、日の出前の東の低空に見える。

11~12月の見え方
11~12月の、日の出45分前の水星と火星の位置(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は等級

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