2023年8月10日 水星が東方最大離角

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2023年8月10日、夕方の西の低空に見えている水星が太陽から最も離れて東方最大離角となる。

星図

夕方の西の低空に見えている水星が、8月10日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。

日の入り45分後の高度は約4度と非常に低く、金星のような目印になる天体は近くにないため、見つけづらい。方位と高度をよく確かめて、西の空が開けたところで双眼鏡で探してみよう。水星の左上には火星もあるが、1.8等級とやや暗いので見えないかもしれない。

地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがないので、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見えない。今回のように太陽から東側に最も離れる「東方最大離角」のときには、日の入り後の西の低空に見える。

2023年7~8月の見え方
2023年7~8月の、日の入り45分後の水星・金星・火星・レグルスの位置(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は等級

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