2024年4月 ポン・ブルックス彗星が4等前後

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2024年4月ごろ、ポン・ブルックス彗星(12P)が4~5等で見えると予測されている。

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ポン・ブルックス彗星 特集ページ


星図

3月から4月にかけて、ポン・ブルックス彗星(12P/Pons-Brooks)が比較的明るくなると予測されている(3月の見え方はこちら)。

4月はおひつじ座を東進していき、20日ごろまで夕方の西北西から西の低空に見える。明るさは4~5等級と予測されるが、最新の情報をチェックしておきたい。日の入り1時間後の高度が10度前後とかなり低いので、見晴らしの良い場所で観察や撮影を楽しもう。10日には月齢2の細い月と接近し、14日前後には木星と天王星の共演に彗星も加わる。

ポン・ブルックス彗星は1812年にポン(ポンス)が発見した彗星。1883年にブルックスが再発見し、ポンの彗星と同一であることが確認された。公転周期は約70年。

宵の見え方
宵の見え方(場所の設定は東京)。背景の星座に対する位置を表している。彗星は模式的に表現。星図はステラナビゲータで作成(以下同)。画像クリックで表示拡大

日の入り1時間後の高度
日の入り1時間後の高度(場所の設定は東京)。彗星は模式的に表現している。画像クリックで表示拡大

赤道座標の星図
赤道座標の星図。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。画像クリックで表示拡大

※星図中の予想等級はCOBSの観測データや吉田誠一さんのウェブページの情報などに基づいて計算しています。

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