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2024年10月 紫金山・アトラス彗星が4等前後

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2024年10月ごろ、紫金山・アトラス彗星（C/2023 A3）が4等前後で見えると予測されている。

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紫金山・アトラス彗星 特集ページ

星図

9月下旬から11月にかけて、紫金山・アトラス彗星（C/2023 A3; Tsuchinshan-ATLAS）が明るくなると予測されている。9月下旬から10月上旬までは明け方の東の低空にある。

10月中旬以降はへび座（頭）からへびつかい座へと東進し、夕方から宵の西の空に見えるようになる。日の入り1時間後の高度は30度前後あり、徐々に暗くなっていくものの10月中は3～6等級の予想で比較的見やすい。双眼鏡はもちろん、条件の良い空であれば肉眼でも見えるかもしれない。アストロガイドやモバイルアプリなどで位置をよく確かめて、観察や撮影を楽しもう。

紫金山・アトラス彗星は2023年1月に中・紫金山天文台と南アフリカのアトラス望遠鏡によって発見された非周期彗星だ。

※「紫金山」の読み方について、アストロアーツでは「彗星名は『ツーチンシャン』、天文台名は『しきんざん（または、しきんさん）』」としています。

宵の見え方
宵の見え方（場所の設定は東京）。背景の星々に対する位置を表している。星図はステラナビゲータで作成（以下同）。画像クリックで表示拡大

日の入り60分後の方位と高度
日の入り60分後の方位と高度（場所の設定は東京）。画像クリックで表示拡大

赤道座標の星図
赤道座標の星図。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。画像クリックで表示拡大
星図中の予想等級はCOBSの観測データや吉田誠一さんのウェブページの情報などに基づいて計算したものです（最終更新日：10月28日）

星ナビ2024年10月号

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