2017年4月 パンスターズ彗星が増光して6等台

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明け方の東の空に見えているパンスターズ彗星(C/2015 ER61)が4月初めにバーストを起こしたもようだ。予想より明るい6等台で観測されている。

星図

4月ごろ、パンスターズ彗星(C/2015 ER61)が明け方の東の空に見えている。このころの明るさは8等前後と予想されていたが、4月初めに6等台まで明るくなっているのが観測された。バーストを起こして増光した可能性があり、今後の変化に注目だ。北寄りに見えているラヴジョイ彗星(C/2017 E4)、北の空高いところにあるタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)などとあわせて、双眼鏡や天体望遠鏡で観察したり撮影したりしてみよう。

パンスターズ彗星は2015年3月に発見された彗星で、今月下旬に地球と最接近、来月上旬に太陽に最接近する。

※5月の見え方はこちら

4月の見え方
4月の見え方(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。クリックで星図拡大

赤道座標の星図
赤道座標の星図。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。クリックで星図拡大

※予想等級は4月7日時点のものです。COBSの観測データに基づいて計算しています。

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