【レポート】天文講習会「天体写真画像処理講座2017」の第2回目を開催

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10月28日(土)、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで「天体写真画像処理講座2017」の第2回目の講座を開催しました。第3回は11月25日(土)に行います。

【2017年11月6日 アストロアーツ

好評につきリピート開催をしている、天文ライター・天体写真コンサルタントの古庄歩さんによる「天体写真画像処理講座2017(全3回)」の第2回目が、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで10月28日(土)に行われました。

第2回目は9月に開催した第1回目の受講者がほとんどでしたが、昨年の第3回目(2016年12月10日開催)の受講者やこれまでまったく受講したことのない人も加わって、受講者数は46名となりました。

第2回目の講座は「ステライメージ8」を使った基本処理についてでした。「ステライメージ8」では画像の読み込みから選別、ダーク・フラット補正、ホット・クールピクセル除去、RAW現像、階調調整、位置合わせ、コンポジットに至る一連の処理工程が自動化されましたが、それぞれの処理がどういうことを行っているかを第1回目の基礎理論で学習したことを交えながら解説し、新機能のコンポジットパネルの使い方を紹介しました。

受講後に行ったアンケートをみると、画像処理で「階調調整」が難しいと感じている受講者が多いようで、

  • 「レベル調整やトーンカーブ調整の原理や理屈がよくわかった」
  • 「ヒストグラムの見方が理解できた」
  • 「自分が行っている処理が正しいことが確認できた」
  • 「2時間は短い。もう少し講習の時間を長くしてほしい」

という感想がありました。なお受講者の9割がキヤノンとニコンのユーザーで、ニコンユーザーの半数は天体撮影専用の「D810A」を使っていることがアンケートからわかりました。


第3回目の講座「天体写真画像処理講座2017(全3回)第3回 画像処理の応用とその他のソフトウェア」は11月25日(土)に行います。選択マスク機能を使った高度なテクニックなど、ステライメージを使った処理の追い込み、Photoshopとの連携などについて解説する予定です。

※第1回、第2回の講座を受講されなかった方でも受講できます。

「天体写真画像処理講座2017(全3回)第3回 画像処理の応用とその他のソフトウェア」

日時:
11月25日(土) 13時30分~15時30分
場所:
池袋コミュニティ・カレッジ
講師:
古庄 歩(天文ライター、天体写真コンサルタント)
講習内容:
ステライメージのマルチバンドシャープとアンシャープマスク、選択マスク機能を使った高度なテクニックなどを解説。またPhotoshopとの連携では、ステライメージとのファイルの受け渡し方法やレイヤーを使った処理方法を解説。その他の便利な画像処理ソフトなども紹介します。

現在、申し込みを受け付け中です。詳しくは「アストロアーツ 天文講習会」のページをご覧ください。多くの方のご参加をお待ちしております。

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