2018年1月2日 スーパームーン
1月2日の満月は今年見える満月のうちで最も大きなものだ。近年「スーパームーン」と呼ばれ注目されている、一年のうちで最も大きく見える満月である(定義は諸説ある)。
月の公転軌道が楕円であるため月と地球との距離は約36万kmから40万kmの間で変化する。その最接近のタイミングと満月となるタイミングが近いと、月が大きく見えるというわけだ。今年の場合、6時49分ごろに月が地球に約35.7万kmまで最接近し、その約3時間半後の11時24分ごろにちょうど満月となる。つまり「1日の宵から2日明け方」にかけての満月がスーパームーンとなる。
肉眼では大きさの変化に気づきにくいが、同じ拡大率で撮影して比べるとわかりやすいだろう。なお、今年最小の満月は7月28日明け方の満月(皆既月食)である。
アストロアーツでの「スーパームーン」の考え方(言葉の使い方)
科学的な定義が決まっていない言葉ですが、アストロアーツでは現状“「月の近地点通過(月と地球が最接近するタイミング)」と「満月の瞬間」が「12時間(半日)以内」の場合、その前後の夜に見える満月”を指してスーパームーンと表記しています。「これが正しい」ではなく「このように考えることにしている」ということです。
データ(国立天文台、NASAなどによる)
|日時 | | 距離 | |
---|---|---|
満月の瞬間 | |01月02日 11時24分 | |35万6602km |
地球中心と月の最接近 | |01月02日 06時49分 | |35万6567km |
東京から見た月の最接近 | |01月01日 23時18分 | |35万0537km |
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