2018年1月2日 水星が西方最大離角

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1月2日、明け方の南東の低空に見える水星が、太陽から最も離れて西方最大離角となる。近くにはさそり座のアンタレスも見える。

星図

明け方の南東の低空に見えている水星が、1月2日に太陽から最も離れて西方最大離角となる。

日の出45分前の高度は約9度でかなり低いが、水星としては見やすいほうだ。方位と高度をよく確かめて、南東の空のひらけたところで双眼鏡で探してみよう。中旬ごろには土星と接近する

地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので、決して真夜中には見えない。空の中での位置が太陽から大きく離れることがなく、見える時は必ず日の入り後の西の空か、日の出前の東の空となる。

今回のように太陽から西側に最も離れるときを「西方最大離角」と呼び、この日の前後は日の出前に観測しやすい。反対に太陽から東側に離れる「東方最大離角」のときは、日の入り後の西の空で観測しやすくなる。

2017年12月下旬から1月上旬の見え方
2017年12月下旬から1月上旬の、日の出45分前の水星の位置(青線)(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は等級。火星、木星、土星も表示(数字は日付)。アンタレスは2日の位置

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