NASA、2003年に2台の移動探査車を火星へ

【2000年8月14日 NASA RELEASE: 00-124 (2000/8/10)

NASAは8月10日、2003年に2機の同型の火星着陸機を火星に向け打ち上げる計画を発表した。この計画は、1997年のマーズ・パスファインダー(MPF)計画の拡張版で、MPFと同様、エアバックにより火星着陸後、ローバー(移動探査車)を展開するもの。

2機は共にデルタ2型ロケットによりアメリカ・フロリダ州ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられる予定。1機目は2003年5月22日打ち上げ、2004年1月2日に火星降下、2機目は2003年6月4日打ち上げ、2004年1月20日に火星降下の予定。2機は火星の別々の地点に着陸する。

ローバーは、150kg近い大型のもので、高解像度パノラマカメラと5種類の科学分析機器を搭載、火星の1日(約24時間37分)あたり最大100mを移動し、3か月以上の探査活動により、水の痕跡や火星の過去の気候を探る。

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