「あかつき」、金星に向けての軌道修正を完了
【2011年11月24日 JAXA】
11月21日、金星探査機「あかつき」は姿勢制御用エンジンによる3度目の軌道修正噴射を行った。2015年以降に金星に接近するような軌道に乗ったとみられる。
金星探査機「あかつき」は11月21日13時57分(日本時間)、姿勢制御用スラスタ(RCS)を342秒間噴射し、11月1日、10日と合わせた一連の軌道修正を完了した。探査機の状態は正常とのことだ。
軌道修正結果の細かい確認が現在行われているが、順調であれば、2015年以降に金星に接近するような軌道に乗ったとみられる。
今後の「あかつき」はしばらく慣性飛行を続ける。その間、次に金星に接近した際にどのタイミングでどのような金星周回軌道に入れば最大の観測成果が得られるかの検討が行われる。