20日都内で「宇宙医学と睡眠・生体リズム」ワークショップ

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【2012年2月6日 JAXA

国際宇宙ステーションでの宇宙医学生物学の研究成果や研究のあり方について報告・討議するワークショップが2月20日に東京都港区で行われる。参加するにはFAXまたは電子メールによる申し込みが必要となる。


《平成23年度 第3回宇宙医学生物学研究ワークショップ 「宇宙医学と睡眠・生体リズム」》

JAXA宇宙医学生物学研究室は、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」を利用して質の高い宇宙医学生物学研究を進めています。そこで得られた研究成果を社会に還元するために、多くの国内研究者の参加のもとに年数回程度のワークショップを開催しています。

国際宇宙ステーション(ISS)で計画する宇宙医学研究を紹介しつつ、研究成果の活用や将来の宇宙医学生物学研究のあり方について討議し、今後の宇宙医学生物学の研究推進に役立てることがワークショップの目的です。

ISSは90分で地球を1周しており、地上のような24時間周期の日の出/日の入り、日中の明るい光を経験することがありません。このような特殊な光環境や、仕事のストレス、家族等と直接会えないなどの要因から、宇宙飛行士には不眠や生体リズムが変調する危険性が懸念されています。

本ワークショップでは、まず、宇宙ミッションにおける睡眠の実態を紹介し、ISSでデータ取得が進んでいる宇宙飛行士の心拍の解析から見た生体リズム研究の成果を紹介します。

次に、関連分野の専門家から、現代社会の抱える睡眠および生体リズムの問題をわかりやすく解説していただき、地上と宇宙の研究成果を踏まえた望ましい睡眠・生体リズムのあり方や、そのための工夫の秘訣について総合討議します。

■イベント名:
平成23年度 第3回宇宙医学生物学研究ワークショップ 「宇宙医学と睡眠・生体リズム」
■日時:
2012年2月20日(月) 13:00〜16:00
■場所:
スタンダード会議室新橋 8階
(東京都港区新橋3-1-9 301 新橋ビル)
■講演内容:
「宇宙飛行士の睡眠の実態」 水野康(宇宙航空研究開発機構 招聘研究員)
「長期宇宙滞在時の生体リズム」 大塚邦明(東京女子医科大学 教授)
「職場における睡眠・生体リズムの問題と対策」 高橋正也(労働安全衛生総合研究所 上席研究員)
「睡眠・生体リズムの視点から見た現在人の健康問題と対策」 三島和夫(国立精神・神経医療研究センター 部長)
■申し込み・問合せ先:
(株)エクスカリバー
FAX:03-6215-8700
電子メール:support@exjp.co.jp
■ウェブサイト:
平成23年度 第3回宇宙医学生物学研究ワークショップ 「宇宙医学と睡眠・生体リズム」を開催