米大統領選に宇宙飛行士も投票
【2012年11月7日 space.com/NASA】
6日(現地時間)に行われたアメリカの大統領選挙。宇宙に滞在中のアメリカ人飛行士はどのように一票を投じたのだろうか。
「究極の不在者投票」、それが日々国境を越えて約400km上空を飛び回る宇宙ステーションからの投票だ。NASAの宇宙飛行士達のほとんどが居住地とするテキサス州では、長期宇宙滞在者のための法整備が1997年に実施されており、ヒューストンのジョンソン宇宙センターの管制室を経由してデジタル投票を行うことができる。
この制度を初めて利用したのはDavid Wolfさんで、1997年に当時滞在していたロシアの宇宙ステーション「ミール」から海外在住者と同じようにアメリカの地方選挙の投票を行った。
アメリカの大統領選挙に初めて宇宙から参加したのはLeroy Chiaoさんで、ジョージ・W・ブッシュ氏が再選された2004年にISSから1票を投じた。
現在国際宇宙ステーション(ISS)にはサニータ・ウィリアムズさんとケヴィン・フォードさんの2人のアメリカ人宇宙飛行士が滞在中だが、打ち上げ前にロシアで早々に投票を済ませていたという。
NASAがISS目視情報お知らせメールを開始
日本をはじめ各国の宇宙飛行士達が滞在する国際宇宙ステーション(ISS)は、時刻と方角がわかっていれば肉眼でも簡単に見ることができる。
NASAのウェブサイト「Spot The Station」では、自分の住んでいる場所からISSが見える数時間前にメールで知らせてくれるサービスが始まっている。ページ右側の「Sing Up for Alerts」から住所を選んで(沖縄以外は「None」を選択)登録しよう。
ISSの観測については、JAXAウェブサイト「きぼうを見よう」でも日本語で詳細を見ることができる。