星出さん、2度目の船外活動で作業完了

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【2012年9月6日 JAXA

国際宇宙ステーションに滞在中の星出彰彦宇宙飛行士が先月末に続いて2回目の船外活動を実施し、前回トラブルが生じた作業を無事完了した。


船外活動の様子

電力切替装置の取り付け作業を行う星出、ウィリアムズ両宇宙飛行士。クリックで拡大(提供:JAXA/NASA)

星出さんにとって初となった8月30日の船外活動では、電力切替装置の交換のためスペア品を取り付ける際に、ボルトが規定の締め付け回転数まで回らないというトラブルが生じた。予定の作業を完了できなかったため、星出さんとサニータ・ウィリアムズさんは再度9月5日夜8時ごろ(日本時間)から船外活動を実施した。

まず、ネジ山の点検と清掃を行った後に電力切替装置の取り付けを試みたところ、今度は正常にボルトが締結され、装置の起動も確認された。

また、前回は時間切れとなり見送られていたロボットアームのカメラや照明装置の交換も行われ、6時間半におよぶ作業は無事終了した。

今回の追加作業発生により、当初9月中旬までと予定されていた「こうのとり」3号機(HTV3)の係留期間が延長されることになった。星出さんが担当するISSからの小型衛星放出実験などの実施予定とあわせて、現在日程を再調整しているという。

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