【訃報】旧五島プラネタリウム館長 村山定男氏
17日(土)に「お別れの会」

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【2013年8月13日 アストロアーツ/星ナビ編集部】 8月14日更新

元・五島プラネタリウム館長で天文学者の村山定男(むらやま さだお)さんが、13日正午に死去されました。享年89歳。

お通夜・告別式・お別れの会の情報を追記しました

村山定男さん

村山定男さん。火星大接近を控えた2003年3月、火星観測や天体観望会で活躍した国立科学博物館の20cm屈折望遠鏡とともに。クリックで拡大

村山定男さんは1924年4月9日東京生まれ。望遠鏡による火星観測や、隕石の研究などを専門とする天文学者として国立科学博物館理化学研究部長を務め、テレビ出演や講演会、天文学解説書執筆などを通して天文普及活動に活躍されました。

1957年4月、天文博物館五島プラネタリウム設立当初から学芸委員会に参画し、2001年3月の同館閉館の際には、多くのファンに惜しまれつつ44年の歴史に館長として幕を引きました。その後も、五島プラネタリウムのプラネタリウム投影機の展示保存活動に実行委員長として尽力されました。

また、季刊天文誌「星の手帖」編集委員、東亜天文学会会長、ダイニックアストロパーク天究館顧問などを歴任し、アマチュア天文ファンの先達として多くの後進を育てられました。小惑星3220番 Murayamaは、村山さんに因んで命名されています。

村山定男さんの訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。


8月14日追記

お通夜、告別式、お別れの会が以下の日程でとり行われます。

お通夜・告別式

日時:
お通夜 8月16日(金)18:00〜19:00
告別式 8月17日(土)13:30〜14:30
会場:
青松寺
(東京都港区愛宕2-4-7 電話:03-3431-3087)
喪主:
ご親戚 丹野廉三(たんの れんぞう)さん

村山先生を偲ぶ「お別れの会」(告別式後)

日時:
8月17日(土)15:30〜
会場:
一慶隠蔵
(東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー3F
TEL:03-5400-2287)
会費:
2,000円ほどの予定