板垣さんがやまねこ座の銀河に超新星2014aiを独立発見
【2014年3月25日 CBET 3838】
山形県の板垣公一さんが3月23日、おおぐま座の銀河NGC 2832に超新星2014aiを独立発見した。板垣さんの超新星発見は今年3個目となる。
山形県の板垣公一さんが3月23.449日(世界時、日本時間23日午後19時45分ごろ)、やまねこ座方向の銀河NGC 2832に超新星2014aiを16.8等で発見した。板垣さんによる超新星の位置は以下のとおり。
赤経 09時19分44.17秒 赤緯 +33度45分49.6 秒(2000.0年分点) NGC 2832周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
この超新星は21日(世界時)に別のグループがケックII望遠鏡を用いた観測ですでに発見していたものであったが、板垣さんの発見も独立発見として認められた。また、千葉県の野口敏秀さん、清田誠一郎さん、宮城県の遊佐徹さんら国内の観測者などにより多数の確認観測が行われている。分光観測の結果、極大前後のIa型超新星とみられている。
板垣さんの超新星発見は今年1月の2014G以来のことで今年3個目、通算で93個目(独立発見を含む)となった。
超新星2014aiの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。「ツール」メニュー→「データ更新」で新天体データを取得し、「SN 2014ai (NGC 2832)」を検索・表示してください。
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