LAOWA初のAF設計「LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FF」超広角レンズ新発売
【2024年3月5日 星ナビ編集部】
中国の光学メーカーであるVenus Optics社(Anhui ChangGeng Optical Technology;安徽長庚光学)は、2013年の創業以来、実用的かつ費用対効果に優れたユニークな製品を常に世に送り出している。同社のブランドであるLAOWAレンズは、世界30か国以上で販売されている。
Venus Optics社では、同社の創立10周年記念して、初のオートフォーカス機能を搭載した「LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FF」を開発。同レンズは、STMステッピングモーターの採用により駆動音も静かで素早くフォーカスを合わせることができ、星景写真にも使える超広角レンズだ。オートフォーカスはSONY FEとNikon Zマウントのみ、Canon RF マウント、L マウントはマニュアル仕様。
日本正規代理店としてLAOWAレンズを取り扱う株式会社サイトロンジャパンは現在、LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FFの予約販売を受け付け中で、販売開始は4月19日(金)から。
- ■ 発売概要
-
- 商品名:LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FF
- 予想市場価格:税込150,000円前後(サイトロンジャパンによる予想価格、実売価格と異なる)
- 発売日:2024年4月19日(金)、現在予約受付中
- AF(オートフォーカス)は、SONY FEとNikon Zマウントのみ
- Canon RF マウントとL マウントはMF(マニュアルフォーカス)
- SONY FEとNikon ZマウントのMF(マニュアルフォーカス)は後日発売予定
主な特長の詳細
■ 1. フルサイズの超広角
10mmの焦点距離でありながら非魚眼レンズで130度という広い画角は、遠近の空間が視覚的に誇張されるので風景や建築などの撮影に最適。非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚を含む9群15枚のレンズ構成を採用。色収差の発生を抑えながら画面中心から周辺に至るまでシャープでコントラストの高い描写を得ることが可能。F2.8の大口径により、速いシャッタースピードの選択や低感度のISOの使用により低照度下での撮影が可能で、星景写真にも最適。
■ 2. 人気の「ZERO-D(ゼロ-ディストーション)」設計
ディストーション(歪み)を極限まで抑えた【ZERO-D】設計を採用しており、LAOWAの広角レンズでは最広角となるZERO-D仕様のレンズ。
■ 3. 12cmの最短撮影距離
広角でありながら最短撮影距離はわずか12cmと、被写体を強調しながらも遠近感のある、マクロレンズのような効果的な撮影も可能。
■ 4. 5枚の絞り羽根
5 枚の絞り羽根により、美しい10本の光芒が生成される。
■ 5. 77mm円形フィルターを使用可能
前玉が張り出していないので、77mmの円形フィルターの装着が可能。フィルターを使用することで、より撮影したいイメージを実現できる。
■ 6. 軽量コンパクト設計
本体の重さは約420gと軽量で、ジンバル撮影や130度の広角を活かしたドローン撮影にも最適。
- ■ 製品仕様
-
- 商品名:LAOWA 10mm F2.8 ZERO-D FF
- 焦点距離:10mm
- 絞り範囲(F 値):F2.8‐F22
- 画角:130.4°
- フォーマット:35mmフルサイズ
- レンズ構成:9 群 15 枚(非球面レンズ 2 枚、ED レンズ 3 枚を含む)
- 絞り羽根枚数:5 枚
- 最短撮影距離:12cm
- 最大撮影倍率:0.24 倍
- フォーカシング:SONY FE , Nikon Z / オートフォーカス(AF)
- Canon RF , L mount / マニュアルフォーカス(MF)
- フィルターねじ径:φ77mm
- サイズ:約φ82×70.8mm(マウントにより異なります)
- 質量:約420g(レンズフード、レンズキャップを含まず)
- マウント:SONY FE / Nikon Z / Canon RF / L mount
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