2017年2月下旬 長周期変光星くじら座ο星ミラが極大

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2月下旬ごろ、約330日周期で明るさが変わる変光星のくじら座ο星ミラが極大光度になるとみられている。3等級まで明るくなれば肉眼でも見やすいだろう。

星図

2月下旬ごろ、夕方の南西の低空に見えているくじら座の胸のあたりに位置する、長周期変光星のο(オミクロン)星ミラが極大光度になるとみられている。およそ332日の周期で2等級から10等級まで大きく明るさが変わる変光星だが、周期も極大時の明るさもばらつきがあるため、どの時期にどのくらいまで明るくなるかは実際に観察して確かめたい。やや低いものの、3等級まで明るくなれば肉眼でも比較的簡単に見えるはずだ。西から南の空には火星やアルデバラン、ベテルギウスといった赤く明るい星が見えているが、ミラの赤さと明るさにも注目してみよう。

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