AstroArts Topics

コロナ質量放出

日本など各地で低緯度オーロラを観測

2024/05/13
5月8日~11日にかけて大規模な太陽フレアが連続発生し、それに伴う猛烈な磁気嵐の影響で、日米英中などで低緯度オーロラが見られた。ハワイでも164年ぶりにオーロラが発生している。

恒星を飛び出す超高速プロミネンス

2023/05/08
オリオン座の変光星V1355で、大規模なフレアに伴うプラズマの放出現象、プロミネンスが観測された。その規模は太陽と比べ桁違いで、噴出の速度は星の重力を振り切るほど高速だった。

太陽嵐の予測で世界最高水準を達成

2021/02/05
大型電波望遠鏡の観測データなどを用いた太陽嵐の予測システムが開発され、従来の約2倍となる世界最高水準の精度が実現した。

地球大気の流出量は磁気嵐のタイプによって異なる

2019/07/30
磁気嵐の発生時に地球の極域から宇宙空間へと大気が流出する現象について、コロナ質量放出に由来するタイプの磁気嵐の時に流量が特に多くなることがレーダー観測から明らかになった。

高エネルギー現象と関係か、一部の太陽フレアで見られるHα偏光

2019/03/04
一部の太陽フレアが偏光することが、国立天文台太陽フレア望遠鏡による観測から確かめられた。コロナ質量放出に伴う高エネルギー現象と関係があるとみられている。

「あらせ」がとらえた宇宙嵐の発生から終息

2017/09/29
JAXAのジオスペース探査衛星「あらせ」が、9月6日から11日にかけて起こった大規模な太陽フレアに伴う宇宙嵐の、発生から終息までの一連の貴重な観測データの取得に成功した。

11年ぶり、最強クラスの太陽フレアが発生

2017/09/07
日本時間9月6日、大規模な太陽フレアが2度にわたり発生した。とくに21時ごろのフレアは11年ぶりとなる最強クラスのフレアで、この現象に伴う太陽風の乱れが8日の夜ごろ地球に到来すると予測されている。

13の宇宙機でコロナ質量放出を追跡

2017/08/17
2014年10月14日に発生した太陽のコロナ質量放出が、太陽観測衛星や惑星探査機など計13機の宇宙機によって追跡観測され、速度の変化などが調べられた。

太陽面プラズマ噴出現象の前兆を発見

2017/07/19
太陽表面から噴出するプラズマの動きを追跡した研究から、太陽表面の爆発現象「フィラメント噴出」の発生予測が約1時間前にできる可能性が示された。

系外惑星が受ける、低温小質量星からの脅威

2017/07/06
低温で小質量の星で起こるコロナ質量放出をモデル化した研究から、こうした星の周りのハビタブルゾーンに位置する系外惑星は、生命にとって致命的ともいえる影響を受ける可能性が示された。

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太陽風の玉突き事故で起こった大規模磁気嵐

2015/07/17
今年3月17日に発生した大規模な磁気嵐は、太陽から噴き出したコロナ質量放出が地球へ到達するまでに後方から高速太陽風の追い風を受け、さらに前方に渋滞していた低速太陽風が巻き込まれて「玉突き事故」のような状況が起こったことが原因と明らかにされた。