若田さん、ソユーズ宇宙船に搭乗

【2009年7月6日 JAXA

日本人宇宙飛行士 若田光一さんが、Gennady Padalka、Mike Barratt宇宙飛行士とロシアのソユーズ宇宙船(18S)に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)のドッキングポートを空けるための移動飛行を行った。若田さんは、JAXA宇宙飛行士として初めてソユーズ宇宙船に搭乗した。


(ピアースに接近するソユーズ宇宙船(18S)の画像)

ピアースに接近するソユーズ宇宙船(18S)。クリックで拡大(提供:NASA)

3月18日から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している若田光一さんが、2人の宇宙飛行士Gennady Padalka氏とMike Barratt氏と共に、ロシアのモジュール「ズヴェズダ」にドッキングしていたソユーズ宇宙船(18S)に乗り込み、米国東部夏時間7月2日午後5時29分(日本時間7月3日午前6時29分)にズヴェズダから分離した。

若田さんらが搭乗したソユーズ宇宙船(18S)は、その後7月2日午後5時55分(同7月3日午前6時55分)に、別のロシアのモジュール「ピアース」にドッキングした。

ソユーズ宇宙船(18S)の移動は、米国時間7月24日に打ち上げられる予定のプログレス補給船(34P)のために、ドッキングポートを空ける目的で行われた。

移動飛行は当初、スペースシャトル「エンデバー号」(STS-127(2J/A))のミッション後に予定されていたが、エンデバー号の打ち上げが延期となったため計画が変更された。

なお、若田さんは、JAXAの宇宙飛行士として初めてソユーズ宇宙船に搭乗した。