「ディスカバリー号」、打ち上げ成功

【2009年3月16日 JAXA プレスリリース

若田光一宇宙飛行士が搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-119/国際宇宙ステーション組立ミッション(15A))が、米国東部夏時間3月15日(日)19時43分(日本時間16日(月)8時43分)に、米・フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上げられた。


(ディスカバリー号の打上げの画像)

ディスカバリー号の打上げ。クリックで拡大(提供:NASA)

(ISSを構成するトラスのイラスト)

ISSを構成するトラス。クリックで拡大(提供:JAXA)

若田さんら7名の宇宙飛行士が搭乗した「ディスカバリー号」の打ち上げが成功した。

「ディスカバリー号」の乗組員は、飛行初日と2日目に、スペースシャトルの外部燃料タンク(ET)や断熱材に損傷がないかなどの点検作業を行う。続いて、翌飛行3日目(日本時間3月18日午前)に、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングを実施し、ISSへ入室する。

ドッキング後、他の乗組員とともにISSに入室する若田さんは、約4か月間ISSに滞在していたSandra Magnus宇宙飛行士と交代し、長期滞在を開始する。

JAXAの「SPACE@NAVI-Kibo SPECIAL LIVE」では、18日午前7時25分(ISS入室予定時刻30分前)より、ドッキングで乗組員が一同に集まるようすをライブ中継する。

なお、STS-119ミッションでは、「ディスカバリー号」によってISSへS6トラスが届けられる。S6トラスには、ISSに取り付けられる最後の太陽電池パドル(SAW)が格納されている。

このSAWが取り付けられ、展開されることで、今後予定されているISSの新6人体制に必要な電力の供給が可能となる。若田さんは、ISSのロボットアーム(SSRMS)を操作し、S6トラスの取り出しや受け渡し、結合の作業を担当する。

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