アルマ望遠鏡のウェブサイトがリニューアル
【2010年4月27日 国立天文台 アストロ・トピックス(548)】
2012年の本格運用開始を目指す国際共同プロジェクト「チリ・アルマ望遠鏡計画」のウェブサイトがリニューアルされた。この計画に参加している国立天文台が作成したもので、アルマ計画についてわかりやすいテキストや豊富な画像で詳しく知ることができるほか、メールマガジン登録もできる。
アストロ・トピックスより
国立天文台のアルマ望遠鏡ウェブサイトでは、これまでアルマ(注)計画の最新情報を発信してきました。このたび、このサイトをリニューアルし、より一層充実した情報をお届けしていきます。
今回のリニューアルでは、アルマ計画の目的や進捗状況の報告だけではなく、アルマ計画についてわかりやすく解説したページを新たに設けました。
例として、カテゴリ「アルマについて」の内容をご紹介しましょう。
カテゴリ内の「アルマ望遠鏡」という解説ページでは、日本が推進してきた電波天文学の歴史、観測地である南米チリのアタカマ砂漠の調査の様子、アルマが観測する電波で見た宇宙の姿、といったアルマをとりまく様々な情報を、多くの画像を用いながら詳しく解説しています。
このほかにも、今後アルマが解き明かしていく宇宙の謎について、アルマ計画に携わる研究者が登場し解説する映像コンテンツ「アルマチャンネル」や、南米チリへの旅を写真でたどるバーチャルツアー「アルマへの旅」といった見どころも多くあります。
皆さんもぜひ、このウェブサイトを通じて、アルマが明らかにしていく宇宙像に触れてみてください。
また、アルマ望遠鏡の最新情報は、アルマ・メールマガジンでお届けしています。いち早くアルマの情報を手に入れたい方は、ぜひ、アルマ望遠鏡ウェブサイトのトップページ右下より、このメールマガジンにご登録ください。なお、これまでご利用いただいた携帯電話用サイトは終了となりました。今後はパソコンなどからウェブサイトへアクセスくださいますよう、お願いいたします。
注:ALMA(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)は、南米チリの標高約5,000mのアタカマ砂漠に、東アジア、北米、ヨーロッパがチリ共和国と協力して建設を進めている巨大電波望遠鏡で、2012年の本格運用開始を目指している。東アジアでは、日本の国立天文台がこの計画の中心的役割を担っている。