多数の画像を重ね合わせ、なめらかな像を得る
写真を撮影すると避けられないのが、全体的な「ざらつき(ランダムノイズ)」です。強いコントラスト処理を施すことが多い天体写真では、この「ざらつき」までも強調されてしまい、背景の夜空や淡い星雲が汚く見えてしまいます。
そこで使われるのがコンポジットです。これは、同じ条件で複数枚の画像を撮影しておき、それらを重ね合わせて画質をなめらかにする手法です。枚数が多ければ多いほどノイズは軽減されていきます。
ステライメージなら正確な重ね合わせが実現できのはもちろんですが、ずれを調整しながら大量の画像をコンポジットする「バッチ処理」が可能なのが最大の特長です。何十枚の画像でも最小限の手間で重ね合わせることができ、強い処理に耐えられる、質の高い画像データが得られます。