2006年
春の星空はしし座のデネボラ、うしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカを結んだ春の大三角や北斗七星からはじまる春の大曲線が目印だ。東からは明るい木星がのぼってくるほか、西の空には火星と土星が輝いていて彩りを添えている。
上旬はなんといってもシュワスマン・ワハマン彗星に注目したい。最接近は12日だが、このころは満月があるので5日前後が一番の見ごろだ。肉眼で見える明るさだけでなく、核が分裂しているなど話題に事欠かない。彗星以外にも、5日に木星が衝を迎え観測シーズンに突入し、6日にみずがめ座η流星群が極大となるので、ゴールデンウィークは天文三昧といきたい。流星といえば、シュワスマン・ワハマン彗星に関係している23日のうしかい座α流星群からも目が離せないだろう。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
水星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -0.8 | -1.9 | -1.6 |
視直径 | 5.4" | 5.1" | 5.2" |
星座 | うお | おひつじ | おうし |
現象 |
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金星
上旬 | 中旬 | 下旬 | |
等級 | -4.1 | -4.1 | -4.0 |
視直径 | 16.8" | 15.6" | 14.6" |
星座 | うお | うお | うお |
現象 |
火星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 1.5 | 1.6 |
視直径 | 4.8" | 4.4" |
星座 | ふたご | ふたご |
現象 |
木星
上旬 | 下旬 | |
等級 | -2.5 | -2.5 |
視直径 | 44.6" | 44.1" |
星座 | てんびん | てんびん |
現象 |
土星
上旬 | 下旬 | |
等級 | 0.3 | 0.3 |
視直径 | 17.9" | 17.3" |
星座 | かに | かに |
現象 |
天王星・海王星・冥王星
天王星(中旬) | 海王星(中旬) | 冥王星(中旬) | |
等級 | 5.9 | 7.9 | 13.9 |
視直径 | 3.4" | 2.2" | 0.1" |
星座 | みずがめ | やぎ | へび |
現象 |
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