2006年
夜が短く雨の多い季節だが、機会に恵まれれば南の夜空にひときわ明るい木星を見ることができる。木星のすぐ西におとめ座のスピカ、天頂付近でうしかい座のアークトゥールスが輝いているが、同じ春の星座でもかに座やしし座は大きく西に傾いている。なおかに座では土星と火星が並んでいて、上旬はプレセペ星団などと接近する様子が楽しめる。
木星に続くようにして南東の空からはさそり座のアンタレスが昇ってくる。また、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを結んだ夏の大三角も東の空に登場し、いよいよ夏が来たことを知らせてくれる。
一番内側の惑星、水星が21日に東方最大離角を迎える。夕方の西空に見える水星としては今年もっとも見やすい。一方、一番外側の惑星、冥王星も17日に衝となり見ごろだ。と言っても、14等級なので口径30cm以上の望遠鏡がないと観測できない。7日には、スピカが月に隠される。白昼の現象だが、望遠鏡を向ければ簡単に見ることができる。
図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。
水星
| 上旬 | 中旬 | 下旬 | |
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| 等級 | -0.6 | 0.1 | 0.8 |
| 視直径 | 6.0" | 7.3" | 8.9" |
| 星座 | ふたご | ふたご | ふたご |
| 現象 | |||
金星
| 上旬 | 中旬 | 下旬 | |
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| 等級 | -4.0 | -4.0 | -3.9 |
| 視直径 | 13.7" | 13.0" | 12.4" |
| 星座 | おひつじ | おひつじ | おうし |
| 現象 | |||
火星
| 上旬 | 下旬 | |
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| 等級 | 1.7 | 1.8 |
| 視直径 | 4.3" | 4.0" |
| 星座 | かに | かに |
| 現象 |
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木星
| 上旬 | 下旬 | |
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| 等級 | -2.4 | -2.3 |
| 視直径 | 43.3" | 41.4" |
| 星座 | てんびん | てんびん |
| 現象 | ||
土星
| 上旬 | 下旬 | |
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| 等級 | 0.4 | 0.5 |
| 視直径 | 17.0" | 16.6" |
| 星座 | かに | かに |
| 現象 |
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天王星・海王星・冥王星
| 天王星（中旬） | 海王星（中旬） | 冥王星（中旬） | |
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| 等級 | 5.8 | 7.9 | 13.9 |
| 視直径 | 3.5" | 2.3" | 0.1" |
| 星座 | みずがめ | やぎ | へび |
| 現象 |
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