2017年9月19日 細い月と水星、火星が大接近
9月19日の明け方、東の低空で月齢28のきわめて細い月と水星、火星が大接近して見える。水星と火星は2日前に最接近したばかりで、19日の明け方はちょうどその2つの間に月が入り込むような位置関係だ。低空であることに加えて月が細いことや火星が約2等級と暗いことなど、観察はやや難度が高いが、3天体の上に見えている、しし座のレグルスと大接近中の金星を目印にして、東の空の見晴らしが良いところで双眼鏡で眺めてみよう。写真撮影にも挑戦してみたい。
なお、月と水星の間隔はこの後さらに小さくなり、6時から7時ごろには南日本方面で水星食が見られる。また、月と火星の次回の接近は10月18日。
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