「かぐや」定常制御モードに移行
12月の観測開始に向けて搭載機器の確認へ
【2007年10月22日 JAXA プレスリリース】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月周回衛星「かぐや(SELENE)」が定常制御モードに移行したことを発表した。これにより「かぐや」では、観測機器の機能試験にむけた準備が整ったこととなり、12月中頃の観測開始に向けて次なる運用段階に入る。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、10月20日に月周回衛星「かぐや」が、観測機器を常に月面に向ける「定常制御モード」に移行したことを確認した。
「かぐや」はこれで「クリティカルフェーズ」(打上げ段階から衛星分離、月周回軌道投入を経て、定常制御モードへ移行し、初期機能確認の準備が整うまでの期間)を無事終了し、続く「初期機能確認フェーズ」へと移行する。
初期機能確認フェーズでは、11月上旬から1か月ほどかけて、搭載した機器の機能確認が行われる。「かぐや」が観測を開始するのは、確認終了後の12月中頃の予定だ。