「かぐや」による超低高度の映像続々
【2009年6月26日 JAXA】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、先週公開した月周回衛星「かぐや」のラストショットに続き、「かぐや」が今年4月以降に超低高度でとらえた月面の映像を公開した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)および日本放送協会(NHK)は、月周回衛星「かぐや(SELENE)」が低空からハイビジョンカメラ(HDTV)で撮影した映像をJAXAホームページ デジタルアーカイブスに追加掲載した。
2007年9月に打ち上げられた「かぐや」は、12月からの定常運用では高度約100kmを周回しながら月の地表などを観測したが、、2009年2月1日からは約50km、4月からは最低で10〜30kmの高度まで軌道を下げ、6月11日に月面へ落下した。
今回公開されたのは、「かぐや」が超低高度軌道へ移ってから撮影した22本の映像で、ティコクレーター、「かぐや」の落下地点であるギル(Gill)クレーター付近、「危機の海」などが写されている。その他の映像も今後随時JAXAホームページ デジタルアーカイブス等に掲載される予定だ。