野辺山45m望遠鏡とすばる望遠鏡の実習参加者募集

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【2011年5月2日 野辺山宇宙電波観測所すばる望遠鏡

国立天文台の野辺山宇宙電波観測所とすばる望遠鏡が、それぞれ大学生を対象にした観測実習の参加者を募集している。観測結果を使用したデータ処理解析など、天文学の実際にふれることができる。


「国立天文台 メールニュース No.37」より

(45mパラボラアンテナの画像)

野辺山の45mパラボラアンテナ。クリックで拡大(提供:国立天文台)

国立天文台野辺山宇宙電波観測所では、45m電波望遠鏡を使った「電波天文観測実習」の参加者を募集しています。

この実習のねらいは、天文学に関心をもつ大学生の皆さんに、研究の最前線で活躍中の45m電波望遠鏡を使った観測を通じて実際の電波天文学に触れていただくことです。参加者には、望遠鏡の操作、データ取得・解析、結果のまとめをしていただきます。

特に専門知識は必要ありませんが、大学で物理実験を経験していることが望ましいです。関心をお持ちの多くの方のご応募をお待ちしています。

■ 開催日程:
2011年8月1日(月) 〜 8月5日(金)(4泊5日)
■ 場所:
国立天文台野辺山宇宙電波観測所
(JR小海線野辺山駅から徒歩40分)
■ 定員:
8名程度
■ 対象:
大学の理科系学部(教育学部の理科系も含む)に属する学生
■ 費用:
旅費・滞在費がサポートされる可能性があります
■ 応募方法:
住所、氏名、所属大学および学部・学科、学年、年齢、性別、電話番号、E-mailアドレス(持っている場合)を明記の上、以下の(1)〜(4)に回答し、6月27日(月)必着で下記の応募先まで送付
  • (1) 大学で物理実験の経験がありますか?
  • (2) (1)で「はい」と回答された場合、一番印象に残った実験は何ですか? また、どのような点で印象に残ったのですか?
  • (3) あなたが持っている天文学への想い・イメージについて何でも結構ですのでお書きください(600字以内)
  • (4) 実習に参加希望の理由は何ですか?(600字以内)
なお、送付された資料は返送いたしません
■ 選考結果の発表:
7月4日郵便で発送
(※上記住所以外への発送を希望する場合は発送先を明記)
■ 問い合わせ先・応募先:
〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2
国立天文台野辺山宇宙電波観測所「観測実習係」
TEL: 0267-98-4333
ウェブサイト: 電波天文観測実習 2011年の募集要項
※封筒に「観測実習応募書類在中」と朱書してください

すばる春の学校

国立天文台ハワイ観測所(すばる望遠鏡)・光赤外研究部・天文データセンターは共催で「すばる春の学校 2011」を開催いたします。

ハワイ観測所(すばる望遠鏡)では、データ解析実習を中心として観測研究の基礎を学ぶ「すばる学校シリーズ」を、天文データセンター・光赤外研究部と共催で定期的に開催しています。「春の学校」は主に学部生(および新M1)を対象とし、院生を主対象とする「秋/冬の学校」よりも基礎的な内容となっています。将来大学院に進学し、すばる望遠鏡などを使って光赤外天文学分野で研究を行う意欲ある学生の参加を歓迎します。

「春の学校」では、すばる望遠鏡や装置の概略、すばるによる科学的成果などの講義を行うとともに、撮像、分光の基礎的なデータ処理方法を、すばる望遠鏡の実際の観測データを使った実習によって身につけていただきます。使用言語は日本語です。

■ 開催日程:
2011年5月30日(月) 〜 6月1日(水)
■ 場所:
国立天文台、東京三鷹キャンパス
すばる棟1F院生セミナー室 および すばる共同利用室
■ 参加対象と人数:
主な対象は大学院進学を希望する学部3、4年生ですが、解析の基礎の習得を考えている大学院生(主にM1)も歓迎します
■ 申し込み締切:
2011年5月8日(日)
■ 詳細・参加申し込みウェブサイト:
すばる春の学校 2011
■ 主催:
国立天文台ハワイ観測所・光赤外研究部・天文データセンター

〈参照〉

〈関連リンク〉

〈関連ニュース〉