宇宙から見おろす流れ星 ISSから撮影
【2011年8月18日 NASA】
8月12日〜13日にピークを迎えたペルセウス座流星群の流星を、国際宇宙ステーションからとらえた画像が公開された。
ペルセウス座流星群は、軌道上に残ったスウィフト・タットル彗星の塵の粒子が大気に飛び込んで光って見えるもので、毎年8月12日〜13日にそのピークを迎える夏の風物詩として知られる。
「クルーによる地球観測」(CEO)任務の一環として、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し撮影を行っているRon Garan宇宙飛行士が、その流星を見事にとらえることに成功した(画像)。
上空400kmを周回するISSからの画像は、流れ星を「見おろす」という、宇宙ならではの貴重なアングルとなっている。
拡大画像の周縁にはISSの太陽光パネルなどのモジュールが見えている。青い地球をうっすらと覆うように見える緑色の層は大気光だ。大気光は、上空約50kmの大気の原子や分子が昼間に太陽光から受けたエネルギーを夜に放射することで光って見える。
2009年12月から半年間ISSに滞在した野口聡一さんが撮影した美しい地球の写真が話題になったが、Garan飛行士も同様に自身のツイッター(@Astro_Ron)で多くの写真を公開しているのでチェックしてみよう。