火星の空から見た「キュリオシティ」

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【2012年8月17日 NASA

火星着陸に成功したばかりの探査車「キュリオシティ」を、探査機「マーズ・リコナサンス ・オービター」(MRO)が上空から撮影した。


キュリオシティ着陸地

「マーズ・リコナサンス ・オービター」が撮影した「キュリオシティ」着陸地。左下の青い箇所に探査車が写っている(リリース元のフルサイズ画像)。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/University of Arizona)

画像は、2006年から火星軌道を周回しているNASAの探査機「マーズ・リコナサンス・オービター」(MRO)がとらえた火星の表面だ。画像の左下には、6日に火星に降り立った探査車「キュリオシティ」が写っている。その周りに見える青い色は着陸時の噴射痕で、色調整されているため目立っているが、実際の色は灰色に近い。

この画像は地表から60度傾いた角度から撮影されているが、数日中に撮影される真上に近い角度からのものと合わせれば、地形の立体写真を得ることができる。

この着陸地周辺は直径154kmのゲール・クレーターの中だ。探査車はここから南東方向にあるクレーターの中央丘「マウント・シャープ」を目指す。今のところは観測カメラのテストや探査モードへの切り替えなど本格的な探査の準備を進めており、1週間後には移動や回転などドライブ機能のテストが予定されている。

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