AstroArts Topics

太陽系

カッシーニ撮影、衛星ハイぺリオンの最新画像

2015/06/03
NASAの土星探査機「カッシーニ」が衛星ハイペリオンへの最後のフライバイを5月31日に行い、その際に撮影された画像が公開された。スポンジのような奇妙な姿がよくわかる。

ますます鮮明に!氷か塩か、ケレスで輝く謎の光点

2015/05/28
準惑星ケレスを周回中の探査機「ドーン」が、ケレスの地表に見られる謎の光点をさらに低い高度からとらえた。

地球からのプラズマ大気流出、太陽活動との関連を一歩解明

2015/05/28
極風(ポーラーウィンド)と呼ばれる地球の極域からの電離大気流出現象は、太陽活動の変化にはほとんど影響されないことが、人工衛星の観測データから明らかにされた。オーロラや磁気嵐といった現象や惑星の大気流出についての理解を進める研究成果で、系外惑星の研究にも応用が期待される。

エウロパ表面の筋模様は海塩かもしれない

2015/05/19
木星の衛星エウロパの表面には、長く伸びた無数の筋模様が見られる。地上での環境再現実験から、この模様は地下の海から地表にもたらされた塩かもしれないということがわかった。

ニューホライズンズがとらえた冥王星の衛星たち

2015/05/15
探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近まで残り約2か月となった。先日冥王星と衛星「カロン」をとらえたニューホライズンズが、近年発見された残る4つの衛星「ヒドラ」「ケルベロス」「ニクス」「ステュクス」を撮影し、その動画が公開された。

電波で観測しても暗い、太陽の黒点

2015/05/15
国立天文台などの共同研究グループが野辺山45m電波望遠鏡で太陽を観測し、ミリ波で見た太陽黒点の中心部が周囲より暗い「黒い点」であることを初めて立証した。太陽の黒点は電波でも黒いようだ。

ケレスの明るい光点は氷?

2015/05/12
今年2月に探査機「ドーン」がとらえた準惑星ケレスの光点の正体は、発見から3か月が過ぎた今でもはっきりとはしていないが、高解像度の観測から、複数の小さな点が集まっているものであることが明らかになってきた。氷が存在する可能性もあるという。

探査機メッセンジャー、ミッションを終了し水星に落下

2015/05/01
探査機「メッセンジャー」が1日朝、水星に落下し、4年にわたるミッションを終了した。

見えてきた冥王星表面の明暗、極冠の存在の可能性も

2015/04/30
NASAの探査機「ニューホライズンズ」の最新画像から、冥王星の領域の明暗が見えてきた。極冠と思われる領域もとらえられており、2か月半後に迫った最接近がますます楽しみになってきた。

月の裏側にも!アポロのデータから深発月震の震源を決定

2015/04/28
アポロ計画で測定されたデータから、月の地震の震源が新たに5つ突き止められた。うち1件は月の裏側で発生したものだということも明らかにされている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

エンケラドスの間欠泉から伸びる弦状構造

2015/04/21
土星の衛星エンケラドスのすぐ近くには、長く曲がりくねった弦のような構造が見られる。シミュレーションの結果などによれば、この構造はエンケラドスの間欠泉から噴出した氷の粒で作られたもののようだ。

火星の表面近くに液体の塩水の可能性

2015/04/16
火星には氷の形で水が存在することは知られてきたが、NASAの火星探査車「キュリオシティ」の探査から、表面に近いところに液体の塩水が存在する可能性が示唆された。

ケレス表面の多様性が明らかに

2015/04/15
NASAの探査機「ドーン」は今年3月から準惑星ケレスを周回している。そのドーンが周回軌道に入る前に観測したケレスの画像が公開され、表面の多様性が明らかになった。

接近探査まで3か月、冥王星と衛星カロン

2015/04/15
今年7月に冥王星に接近する探査機「ニューホライズンズ」がとらえた、冥王星と衛星カロンのカラー画像が公開された。

打ち上げから26年 磁気圏観測衛星「あけぼの」運用終了

2015/04/10
1989年に打ち上げられた磁気圏観測衛星「あけぼの」が、今年4月の観測をもって運用終了することが発表された。長期にわたる観測により、太陽活動がオーロラ現象やバンアレン帯にどのような影響を与えるかについての解明に大きく貢献した。

全球を覆いつくせる火星の氷河の氷

2015/04/09
火星の氷といえば極冠の存在がよく知られているが、南北両半球の中緯度にも帯状に伸びる氷河が存在する。最新の研究で、そこに含まれる水の氷の量は火星全球を1m以上の厚さで覆いつくすほどであることが示された。

自転の様子もハッキリ アルマがとらえた小惑星ジュノー

2015/04/08
アルマ望遠鏡が小惑星ジュノーを高解像度で観測した。約3億km離れたジュノーの地表で60kmのサイズが見分けられるほどの高い解像度によってジュノーの自転がはっきりとらえられており、表面の性質の場所による違いも明らかになった。

どうやってできる? 月のクレーターから伸びる光条

2015/04/07
月のクレーターから放射状に伸びる「光条」の不均一なパターンがどのような条件で作られるのか、月探査機「かぐや」の観測データやシミュレーションなどから明らかになった。

南北で吹き方が違う太陽風、太陽活動の変化と関連

2015/04/03
名古屋大学太陽地球環境研究所の30年近くにわたる観測から、太陽風の南北半球での吹き方の違いが太陽活動と密接に関連していることがわかった。

高速自転が引き起こす木星のオーロラ爆発

2015/03/25
惑星分光観測衛星「ひさき」による木星のオーロラ爆発の観測から、この現象が木星自身の高速自転によって引き起こされることが初めて示された。