AstroArts Topics

ヘッドライン

天の川銀河中心のブラックホールに近づいた天体、実は巨大星

2014/11/05
昨夏に天の川銀河中心の巨大ブラックホールを接近通過した天体が、引き裂かれることなく生き残ったことがわかった。観測から、この天体は当初予測されたガス雲ではなく、連星が合体してできた巨大星とみられている。

板垣さんが超新星2014dtを発見、98個目

2014/11/04
山形県の板垣公一さんが10月29日、おとめ座の銀河に自身98個目となる超新星2014dtを発見した。

VERAとアルマで迫る、水メーザーバーストの発生メカニズム

2014/11/04
国立天文台の電波干渉計VERAとアルマ望遠鏡の観測から、オリオンKL星雲で発生した水メーザーバーストが他の天体とどのように関連して起こっているかのメカニズムが明らかになった。

星ナビ12月号は「はやぶさ2」と「ほうおう座流星群」

2014/11/02
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2014年12月号は、11月5日(水)発売です。いよいよ宇宙へ旅立つ「はやぶさ2」を大特集。特別付録の「はやぶさ」の両面ポスターとあわせて気分を盛り上げてください。58年前に一度だけ観測された幻の「ほうおう座流星群」にも迫ります。

2万5000光年彼方、天王星のような巨大氷惑星

2014/10/30
天王星のような軌道を持つ系外惑星が2万5000光年彼方に発見された。天王星や海王星のような巨大氷惑星候補が太陽系外に見つかったのは初めてのことだ。

連星系で観測された、惑星誕生現場へのガス供給

2014/10/30
連星系「おうし座GG星A」で、連星全体を取り巻く大きな環から、連星の片方の周囲に向かって流れ込むガスが観測された。惑星の工場である原始惑星系円盤が維持されるメカニズムを明らかにし、連星系全般における惑星存在の可能性を広げる成果となっている。

太陽観測衛星「ひので」が遭遇した金環日食

2014/10/29
10月24日、太陽と月と太陽観測衛星「ひので」とが軌道上で一直線上に並び、「ひので」から金環日食が見られた。その際に「ひので」が撮影した、金環日食のX線太陽画像と動画が公開された。

シグナス補給船搭載のアンタレスロケット、打ち上げ失敗

2014/10/29
日本時間29日朝、国際宇宙ステーション(ISS)に物質を運ぶ無人のシグナス補給船運用3号機を搭載したアンタレスロケットが打ち上げからわずか6秒後に爆発を起こし、発射台に墜落炎上した。物資の中には、千葉工業大学が開発に参加した流星観測カメラも含まれていた。

100年に1度、小惑星ベスタの「衝効果」をとらえた

2014/10/28
天体表面が太陽との位置関係により一時的にひじょうに明るく見える「衝効果」現象が、小惑星ベスタで初めて明確にとらえられた。

がか座β星系で彗星を統計調査 “クロイツ群”の存在も

2014/10/27
大型惑星や原始惑星系円盤が観測されてきた「がか座β星」惑星系で、数百個の彗星の統計的な調査が初めて行われた。太陽系でいうクロイツ群のような特徴的な軌道による分類も見出されており、誕生間もない惑星系を知る大きな手がかりとなっている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

タイタン大気中の有機分子の分布に偏り

2014/10/27
アルマ望遠鏡を用いた観測から、土星の衛星タイタンの有機分子の分布に予想外の偏りが見られた。生まれて間もないころの地球と似ていると考えられるタイタンの大気で、短いタイムスケールで分子が作られることを示す成果だ。

太陽に巨大黒点が出現中

2014/10/24
太陽に巨大黒点が出現中だ。これから数日以内が観察チャンスなので、日食用めがねなどを使用して、安全に注意しながら観察してみよう。

「三鷹・星と宇宙の日」にアストロアーツ参加

2014/10/23
10月24日~25日、国立天文台三鷹キャンパス(東京都三鷹市)で「三鷹・星と宇宙の日2014」が開催されます。アストロアーツも25日に参加しますので、ぜひブースにお越しください。

100億光年彼方のクエーサーを複数アングルから観測

2014/10/23
巨大銀河団の重力レンズ効果によって分離された遠方天体の複数の像が、天体を異なる角度から見た立体構造を映し出したものであると確認された。ハワイのすばる望遠鏡から、100億光年彼方にある銀河核(クエーサー)の構造を立体視できているということになる。

世界初、重力レンズ効果による偏光Bモードを観測

2014/10/22
宇宙最古の光である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の、偏光観測の結果だけに基づいて、重力レンズ効果による偏光パターンが世界で初めて測定された。測定が可能であることを実証した今回の成果は、将来の原始重力波の観測やニュートリノ質量和の精密測定につながると期待される。

「デジタルカメラ城郭撮影術」を10月31日に発売

2014/10/22
アストロアーツから「デジタルカメラ城郭撮影術」が10月31日に発売。本年6月に発売した「デジタルカメラ超・花火撮影術」に続く、日本文化の撮影テクニック本の第2弾です。

火星からとらえたサイディングスプリング彗星の核

2014/10/21
NASAの探査機「マーズ・リコナサンス・オービター」が、20日に火星に最接近したサイディングスプリング彗星を撮影した。太陽系の果てからやってきた長周期彗星の核をはっきりととらえた史上初の画像となる。

130億光年彼方の小さな銀河

2014/10/20
130億光年以上彼方に、大きさが天の川銀河の500分の1しかない、かすかな銀河が見つかった。同様に暗くまだ見つかっていない多数の銀河の存在が、誕生間もない宇宙での出来事を解き明かすカギとなる。

探査機ロゼッタ、彗星と自撮り2ショット

2014/10/17
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)を探査中の探査機「ロゼッタ」が、彗星との2ショットを自分撮りした。11月12日の着陸機降下に向けて準備万全だ。

20日未明、サイディングスプリング彗星が火星と超ニアミス

2014/10/16
日本時間20日未明、サイディングスプリング彗星(C/2013 A1)が火星のそばをわずか14万kmで接近通過する。月から地球までの距離の半分以下という超大接近で何が起こるのか、火星探査機による観測のほか地上の天体望遠鏡でも追ってみたいイベントだ。