AstroArts Topics

ヘッドライン

太陽観測ロケット「FOXSI-3」、世界初の観測に成功

2018/09/12
太陽観測ロケット「FOXSI-3」が世界で初めて、軟X線の低エネルギー域で太陽コロナを撮像分光観測することに成功した。高エネルギー現象やナノフレアの理解が進むことが期待される。

特異な偏光が示す、小惑星ファエトンの非一様な反射特性

2018/09/12
毎年12月に見られる「ふたご座流星群」の母天体とされる小惑星「ファエトン」の偏光観測から、その表面が通常の小惑星と大きく異なることが確認され、表面の反射特性が非一様であることが明らかになった。

粒子の加速を電磁波が仲介する瞬間を磁気圏で初検出

2018/09/11
NASAの磁気圏観測衛星のデータから、地球磁気圏の水素イオンから電磁波へ、また電磁波からヘリウムイオンへとエネルギーが運ばれてヘリウムイオンが加速されている様子が世界で初めて検出された。

天体写真ギャラリー:ジャコビニ・チンナー彗星、火星など53枚

2018/09/11
ジャコビニ・チンナー彗星(21P)、火星、天の川など。

明らかになった大質量星の最期の姿

2018/09/10
大質量星が一生の最期に起こす超新星爆発の直前に大量のガスを放出し、星が厚いガスに覆われることが、数百通りのシミュレーションと観測データの比較から明らかになった。

土星のヘキサゴンは高さ数百kmまで続いている?

2018/09/10
探査機「カッシーニ」の観測データから、夏を迎えた土星の北極域の成層圏に六角形の渦が出現していたことが明らかになった。雲が六角形であることは知られていたが、その高度から成層圏まで六角形が数百kmも伸びている可能性が初めて示された。

2018年9月17日 月と土星が接近

2018/09/10
9月17日の夕方から宵、月齢8の上弦の月と土星が接近して見える。

斜めから撮影されたリュウグウの南半球

2018/09/07
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウを斜めから撮影した画像や機体の一部を「自撮り」した画像が公開された。

誕生したばかりの原始星に、惑星系のもとになる円盤構造を発見

2018/09/07
アルマ望遠鏡による電波観測で、誕生したばかりの原始星の周りに惑星系のもとになる回転円盤構造が作られていることが明らかになった。原始星の誕生とともに惑星系の形成が始まっていることを示す結果である。

2018年9月14日 月と木星が接近

2018/09/07
9月14日の夕方から宵、月齢5の月と木星が接近して見える。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

超新星爆発ニュートリノで生まれた元素テクネチウム98

2018/09/06
超新星爆発で起こる原子核反応のモデル計算から、反電子ニュートリノが放射性元素「テクネチウム98」を生成することが導き出された。この元素の痕跡を隕石中に探せば、太陽系形成に先立つ超新星爆発の年代が測定できると期待される。

深い海に覆われた惑星にも生命誕生の可能性

2018/09/06
系外惑星の進化のシミュレーション研究から、深い海に覆われた惑星でも生命が育まれる可能性が示された。こうした惑星では気候が安定しないため、生命の進化に適さないというこれまでの見方に反するものだ。

天体写真ギャラリー:火星、海王星など54枚

2018/09/06
火星、海王星、星雲など。

TAOに搭載される2つの観測装置がファーストライト

2018/09/05
チリ・チャナントール山頂に建設中の東京大学アタカマ天文台6.5m赤外線望遠鏡に搭載予定である2つの観測装置「SWIMS」と「MIMIZUKU」が、すばる望遠鏡でファーストライト観測に成功した。

岡部隕石、クラウドファンディング支援者募集中!

2018/09/05
今から60年前の1958年11月26日、畑作業中だった親子のすぐそばに落下した岡部隕石。現在、埼玉県深谷市の落下地点に記念碑を建立するため、クラウドファンディングで資金を募っています。

晴れてきた火星の砂嵐

2018/09/04
5月30日以来観測されている火星の大規模なダストストームは勢いが収まりつつある。今後、通信が途絶している探査ローバー「オポチュニティ」の復旧が試みられる予定だ。

エネルギッシュな土星の北極のオーロラ

2018/09/04
ハッブル宇宙望遠鏡が紫外線で観測した、土星の北極のオーロラの画像や動画が公開された。7か月に及ぶモニター観測で新たな明るさの変化パターンが見つかっている。

2018年9月8日 海王星がみずがめ座で衝

2018/09/04
宵のころ南東の空に見えているみずがめ座に位置する海王星が、9月8日に衝となる。明るさは約8等級で、双眼鏡や小型の天体望遠鏡でも見つけられる。

星の群れ「アソシエーション」に新メンバーが大量加入

2018/09/03
位置天文衛星「ガイア」の観測データから、かつて同じ場所で同時に生まれた星々の集団「アソシエーション」に属する星が新たに1000個ほど見つかった。

星ナビ10月号は「KAGAYAさんのような写真を撮りたい」

2018/09/03
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2018年10月号は、9月5日(水)発売です。プラネタリウム映像作品やSNSで美しい星空を発表し続けているKAGAYAさん。多くの人が憧れるすばらしい写真のヒミツに、特集と付録で迫ります。機材レポートは手軽な3cmクラスの防振双眼鏡、そして西郷どんブームに乗った「天文学の明治維新」です。