AstroArts Topics

ヘッドライン

皆既日食で盛り上がるインドネシア、記念切手発売や各種イベントを開催

2016/03/02
いよいよ来週3月9日に迫った皆既日食を記念し、インドネシア政府が特殊切手「皆既日食」を発売した。また、日食が見られる各都市では観望会などのイベントが予定されており、インターネット中継も行われる。

15日に東京で、新天体発見者を囲む会

2016/03/02
新天体の発見や観測などに貢献した天文家や研究者らに贈られる、日本天文学会各賞の2015年度受賞者が発表された。都内で開催される日本天文学会春季年会にあわせて、受賞者の方々らを囲む会が行われる。

謎多き天の川銀河の中心分子雲帯に迫る

2016/03/02
天の川銀河の中心「いて座A*」の周囲には、700光年ほどの長さに伸びた「中心分子雲帯」と呼ばれる領域がある。そこには、太陽質量の数千万倍に相当する濃いガスが含まれているが、新しい星は誕生せず、謎多き領域となっている。

火星とアンタレスが接近

2016/03/02
深夜、南東の空に昇ってくるさそり座の1等星アンタレスの近くに火星が見えており、4月27日に最接近する。その後は火星がアンタレスから離れていくが、6月下旬を境に再び近づき始め、8月下旬に今回よりもさらに接近する。

星ナビ4月号は「太陽系の黎明」と「カール・セーガン」

2016/03/02
星空を楽しむための月刊「星ナビ」2016年4月号は、3月5日(土)発売です。昨年飛躍的に進んだ準惑星や太陽系小天体の探査。ドーンやロゼッタなどのミッションの意義と成果を紹介します。3月9日の部分日食直前情報や、連載最終回となる月の撮影方法、「コスモス」のカール・セーガンの生涯など、知的好奇心をくすぐるラインナップでお届けします。

地球の近くを通過する小惑星2013 TX68

2016/03/01
今月上旬、直径30m程度の小惑星が地球の近くを通過する。一時は大接近するかもしれないと騒がれたが、実際には500万kmも離れたところを通っていく見込みだ。

すばるで初めてとらえられた、赤ちゃん星の星周構造

2016/02/29
すばる望遠鏡による観測で、生まれたての星の周りの複雑な構造が世界で初めて詳細にとらえられた。星と惑星が活発に成長していると考えられる現場では、赤ちゃん星の「ごはん」に相当する星周物質が太陽系の大きさよりはるかに広がって分布しており、渦や筋状構造が見られる。

すばるが解明、謎の高速電波バーストの母銀河は50億光年彼方

2016/02/25
すばる望遠鏡が「高速電波バースト」と呼ばれる新種の天体現象を追観測し、この現象が起こったとみられる母銀河を発見した。また、その距離が地球から50億年であることも明らかにした。

差し渡し30万光年以上、銀河の5倍も伸びる長大なガスの尾

2016/02/24
おとめ座銀河団に属する銀河NGC 4569に、差し渡し30万光年以上という長大なガスの尾が発見された。

惑星形成モデルを書き換える?とても冷たい空飛ぶ円盤

2016/02/24
アルマ望遠鏡などの観測により、若い星の周りの原始惑星系円盤の外縁部に含まれる大きな塵の粒子の温度が初めて測定され、塵が摂氏マイナス266度であることが突き止められた。予想よりずっと低いこの温度は、従来の惑星形成モデルを書き換えるほどの衝撃を与えるものとなっている。

星空案内 毎月の天文現象や星座を解説

直接撮像で明らかにされたスーパージュピターの自転

2016/02/23
ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、木星の4倍の質量を持つ系外惑星「スーパージュピター」の明るさが変化する様子がとらえられた。惑星の自転に伴うものとみられており、系外惑星の自転の直接撮像に初めて成功した例となる。

月と土星が接近

2016/02/22
3月30日の未明から明け方、南東から南の空で月齢21の下弦前の月と土星が接近して見える。

月と火星が接近

2016/02/22
3月29日の未明から明け方、南東から南の空で月齢20の月と火星が接近して見える。

半影月食

2016/02/22
3月23日の宵のころ、月が地球の影に隠される月食が起こる。地球の半影とよばれる薄い部分に月が隠されるもので、眼視では月の明るさの変化はわかりにくい。

月と木星が接近

2016/02/22
3月22日の夕方から23日の明け方にかけて、満月前の月齢14の明るい月と木星が接近して見える。

板垣さん、ペルセウス座の銀河に超新星発見、116個目

2016/02/22
山形県の板垣公一さんが2月18日に、ペルセウス座の銀河に超新星を発見した。板垣さんの超新星発見は今年2個目、通算116個目。

【レポート】「星空写真入門」と「天体画像処理入門」の講習会を開催

2016/02/19
2月13日(土)、東京・池袋の池袋コミュニティ・カレッジで天文講習会「星空写真入門 星景写真に挑戦」と「はじめての天体画像処理(前編)」が開催されました。次回は3月26日(土)に、今回の講座の続編となる「星空写真入門 追尾撮影に挑戦」と「はじめての天体画像処理(後編)」を開催します。

重力波を発生させたブラックホール連星のなぞ

2016/02/18
偉大な科学の発見の後には、多くの新たな疑問がつきものだ。ブラックホール同士の合体によって生じた重力波が検出されたという発表以降、研究者は今回の重力波の検出が何を意味するのかなど、あれこれ考え始めている。とくに、太陽質量の30倍前後のブラックホールの作られ方が問題だ。

アルマ望遠鏡で迫る連星系での惑星形成

2016/02/18
アルマ望遠鏡で連星系の周囲の円盤を詳細に観測したところ、ガスがなく塵で構成された三日月形の領域が円盤内に発見された。連星系での惑星形成の可能性に新たな見識を与える成果だ。

X線天文衛星「ひとみ」打ち上げ成功

2016/02/17
X線天文衛星「ASTRO-H」を載せたH-IIAロケット30号機が、17日午後5時45分に種子島宇宙センターから打ち上げられた。打ち上げは無事に成功し、ASTRO-Hの名称は「ひとみ」と発表された。