あなたの街にタッチダウン!「はやぶさ2」実物大模型が全国へ

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この夏、大きな成果をあげた「はやぶさ2」。その実物大模型が全国を巡っています。忠実に再現された模型に触れて、「はやぶさ2」の偉業を感じてみませんか。

【2019年8月7日 星ナビ編集部

紹介:間瀬康文さん(特定非営利活動法人ギガスター)

「星ナビ」2019年9月号「News Watch」より)

2011年に私たちが製作した初代「はやぶさ」模型は、全国25か所で展示され再現性の高さで大変好評を得た。あれから8年経った今、「はやぶさ2」模型を全国に貸し出すべく、私はさらに進化した「はやぶさ2」の移動式実物大模型の製作に挑戦した。

スラスターノズルやサンプラーホーンの収納構造、観測装置のレンズやカセグレンミラーなど光学部品に至るまで、現在運用されている「はやぶさ2」の無駄のない構造を忠実に再現した。また、その忠実な再現を来場者がより近くで見られるように、近づいても安全に観察できるような構造を採用している。

モデル
(左)サンプラーホーンの蛇腹部分やターゲットマーカーの細部まで再現、(右)太陽光パドルの上のセルは一枚ずつ手作業で貼り合わせている

インターネットやテレビなどで見る「はやぶさ2」の姿は3DCG映像だ。そのため、実物の大きさのイメージは人それぞれ。実際に実物大で「はやぶさ2」の姿を見た来場者からは、「思ったより小さい」という声がある一方で、「思ったより大きい」という人もおり様々だ。また、「はやぶさ2」に詳しい方からは「精巧でびっくりした」という嬉しい感想も聞かれた。

「はやぶさ2」実物大模型は、全国の天文施設や科学館、ショッピングモールなどへの貸し出しを受け付けている。展示期間は2週間、費用は20万円。初代「はやぶさ」模型とセットでの貸し出しにも対応もしている。問い合わせはギガスターまで。

「はやぶさ2」展示の様子
実物大模型に触れることで挑戦者たちの思いを感じてほしい。写真は「集まれぎふっこ!!こどもひろば」(岐阜県岐阜市)での展示(6月30日で終了)

《はやぶさ2」実物大模型がやってくる!》

詳細は「はやぶさ2実物大プロジェクト by GIGASTAR(R)」まで。

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