大西さん、来年2月以降に2度目のISS長期滞在へ

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宇宙飛行士の大西卓哉さんが来年2月以降に国際宇宙ステーションに長期滞在することが発表された。2016年以来2度目のISS滞在となる。

【2024年8月2日 JAXANASA

大西卓哉さんたち4名の宇宙飛行士は、来年2月以降に打ち上げられる米・スペースX社の宇宙船「クルードラゴン」運用10号機(Crew-10)に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に向かう予定だ。

大西さんは2009年にJAXAの宇宙飛行士訓練生に選抜され、基礎訓練などを経て、2016年の7月~10月に113日間フライトエンジニアとして国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した。その際、日本人として初めてNASAのシグナス補給船をISSのロボットアームでキャプチャしたほか、船外活動の支援、「きぼう」日本実験棟での実験環境の構築などにも携わった。

大西さんは「この度、クルードラゴン宇宙船への搭乗が決定したことを嬉しく思います。前回の長期滞在ミッションでは、伝統あるソユーズ宇宙船に搭乗する機会を得ましたが、今回は民間の最新技術で開発されたクルードラゴン宇宙船ということで、また新たな気持ちでこれから本格的に始まる宇宙船の訓練に臨みたいと思います。人類の有人宇宙飛行の歴史が始まって60年以上の月日が流れ、その間の人類によるテクノロジーの進化を宇宙船の鼓動と共に感じることができる打ち上げの日を、今から楽しみにしています。引き続き、応援をよろしくお願いいたします」と抱負を語っている。

大西さんら4名の宇宙飛行士
クルードラゴン10号機への搭乗が決まった大西さんら4名の宇宙飛行士。左から、NASAのNichole Ayers宇宙飛行士、ロスコスモスのKirill Peskov宇宙飛行士、NASAのAnne McClain宇宙飛行士、大西さん(提供:NASA)