金井宣茂宇宙飛行士、2017年にISS長期滞在

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金井宣茂(かないのりしげ)宇宙飛行士が国際宇宙ステーションの第54次/第55次長期滞在搭乗員に決定した。2017年11月ごろから約6か月間の滞在予定だ。

【2015年8月27日 JAXA

金井さんは1976年東京都生まれ。2002年に防衛医科大学校を卒業後、同大学病院や海上自衛隊の勤務を経て、2009年9月に日本人宇宙飛行士候補者として選抜され、2011年7月に国際宇宙ステーション(ISS)搭乗宇宙飛行士としての認定を受けた。

金井宣茂宇宙飛行士
2017年のISS長期滞在が決定した金井宣茂宇宙飛行士(提供:JAXA)

金井さんにとって初の宇宙飛行となる第54次/第55次長期滞在は、2017年11月頃から約6か月間が予定されている。滞在中は、フライトエンジニアとしてISS運用・宇宙環境を利用した科学実験などを担当することになっている。日本人のISS長期滞在は、現在滞在中の油井亀美也さん、来年6月から滞在予定の大西卓哉さんに続き7人目となる。

今回の決定について金井さんは、「NASAをはじめ世界中から高い評価を受けてきた日本人宇宙飛行士の先輩に引き続き、重大な任務を任せていただいたことに誇りを感じるとともに、大きな期待に応えるために、これから2年あまりの訓練に臨むにあたり、心を引き締めております。2年後には、世界中の科学者や研究者があっと驚いて息をのむような革新的な実験の実施に貢献し、日本のみなさまに胸を張って宇宙科学実験の成果をご報告できることを目標に訓練に励んでいきたい」(抜粋)と抱負を述べている。

ソユーズ宇宙船の搭乗およびISS長期滞在に必要な訓練は、来年1月から始まる予定だ。