AstroArts Topics

恒星・銀河

100億光年彼方のクエーサーを複数アングルから観測

2014/10/23
巨大銀河団の重力レンズ効果によって分離された遠方天体の複数の像が、天体を異なる角度から見た立体構造を映し出したものであると確認された。ハワイのすばる望遠鏡から、100億光年彼方にある銀河核(クエーサー)の構造を立体視できているということになる。

世界初、重力レンズ効果による偏光Bモードを観測

2014/10/22
宇宙最古の光である宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の、偏光観測の結果だけに基づいて、重力レンズ効果による偏光パターンが世界で初めて測定された。測定が可能であることを実証した今回の成果は、将来の原始重力波の観測やニュートリノ質量和の精密測定につながると期待される。

130億光年彼方の小さな銀河

2014/10/20
130億光年以上彼方に、大きさが天の川銀河の500分の1しかない、かすかな銀河が見つかった。同様に暗くまだ見つかっていない多数の銀河の存在が、誕生間もない宇宙での出来事を解き明かすカギとなる。

系外惑星の温度分布と水の量を観測

2014/10/15
ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、系外惑星の温度分布や水の存在量が明らかになった。巨大ガス惑星の形成に関する手がかりとなる。

M82銀河に史上最も明るいX線パルサー

2014/10/10
おおぐま座の銀河M82に、史上最も明るいX線パルサーが見つかった。ブラックホールが正体と考えられていたX線源で、ブラックホールよりも軽い中性子星パルサーがどうやって膨大なエネルギーを放射するのか、この発見により新たな謎が生まれている。

太陽フレアの1万倍、赤色矮星で起こった最強のスーパーフレア

2014/10/02
地球から60光年彼方の赤色矮星で、X線強度が太陽フレアの1万倍、かつ2週間ほど断続的に続いた、最強で最長のスーパーフレアが観測された。

アルマ望遠鏡、星間空間に新たな有機分子を検出

2014/10/01
アルマ望遠鏡の観測により、天の川銀河の中心「いて座A*」から300光年離れたところにある巨大な星形成領域「いて座B2」から、枝分かれした構造を持つ有機分子「イソプロピルシアニド」に由来する電波が検出された。

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