板垣さん、アンドロメダ座大銀河に新星を発見
【2010年9月7日 CBET 2448】
山形県の板垣公一さんが、9月4日(世界時、以下同様)に撮影したM31(アンドロメダ座大銀河)の画像から新星を発見した。
山形県の板垣公一さんが、9月4日に撮影したM31(アンドロメダ座大銀河)の画像に17.2等で写っている新星を発見した。新星の詳細な位置は以下のとおり。
赤経 00時42分23.32秒 赤緯 +42度17分08.6 秒 (2000年分点) 新星周辺の星図
この天体は過去の画像や今年8月21日の画像には写っておらず、1日には17.8等でとらえられていた。また、5.490日には18.1等になっており、すでに減光しているようだ。
天体にはM31N 2010-09aの符号がつけられたが、これは「M31のNova(新星)のうち、2010年9月の1番目(a)に発見されたもの」ということになる。近年、M31には毎年20個ほどの新星が発見されており(2009年は22個、2008年は27個)、2010-09aは今年の16個目になる。これらの発見には板垣さんのほか、福岡県の西山浩一さんと佐賀県の椛島冨士夫さんコンビも大きく寄与している。
新星M31N 2010-09aの位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後、「データ更新」を行ってください。
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