板垣さん、再びM31に新星を発見、今月2個目
【2006年9月19日 CBAT】
山形県山形市の板垣公一(いたがきこういち)さんの新天体発見が相次いでます。アンドロメダ座大銀河M31の新星の発見を9月4日にお伝えしましたが、再びM31に別の新星を発見されました。
天の川銀河や大小マゼラン雲の中で発見される新星は年に数個程度ですが、M31からは年に20個ほど発見されています。近年超新星を相次いで発見している板垣さんも、過去にM31の新星をいくつか発見していますが、今月は見事に2個目の発見となりました。
報告された新星の位置は以下のとおりです。
赤経 00時42分42.38秒 赤緯 +41度08分45.6秒(2000年分点) 新星の星図
9月15.53日(世界時、以下同様)の時点でこの位置に20等より明るい天体はありませんでしたが、18.583日に16.6等の新星が観測されました。18.806日には16.5等であったことが報告されています。
なお、このテキサス大学のR. Quimby氏もこの新星を独立に発見されました。
新星の位置
この天体を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ Ver.7」で表示して位置を確認できます。ご利用の方は、ステラナビゲータを起動後、「データ更新」を行なってください。